2016年6月21日の東京マーケットワイドで、マネースクウェア・ジャパンの八代和也さんが、下記の内容について話されてました。
6月9日のRBNZ(ニュージーランド準備銀行)の声明で、オークランドやその他地域の住宅価格上昇が金融安定に関する懸念を強めている。
クオータブル・バリュー(QV:NZ政府の不動産鑑定機関)によると、全国の住宅価格は、上昇傾向にあり、住宅価格の高騰を抑えるために、NZ中銀やニュージーランド政府は、住宅ローンの頭金の比率を引き上げたり、抑制策を行っているが、発表された直後は、効果が出て、2014年から2015年の場合には、伸び率は鈍化する傾向があったが、その後再び上がってしまい、足元も再び上昇する傾向にあるそうです。
特に指摘されたオークランド地域の住宅価格は、過去1年間で15.4%上昇し、過去3年間では51.4%上昇しているそうです。
この要因は、過去最低の政策金利と言う事で、低金利の環境であるとか、中国からの住宅投資などがその背景にあると思われるが、NZ中銀が追加利下げに踏み切った場合、過熱気味な住宅価格が更に上昇する可能性があり、NZ中銀が追加利下げに踏み切りにくい状況となっているそうです。
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