2016年12月11日の「林先生が驚く初耳学!」で、「ニュージーランドにはその昔、白い花しかなかった理由」 について説明がありました。
約1億年前、巨大なゴンドワナ大陸から分裂したニュージーランドは、それ以降、他の陸地とは、海で隔てられていた事もあり、動植物が独自の進化を遂げたそうです。
なかでも、ニュージーランドに4回訪れた、ミステリーハンターの竹内海南江さんが、不思議に思ったのが、「プケコ」と、「タカヘ」と言う鳥で、「プケコ」と、「タカヘ」は、元々は同種ですが、ニュージーランドに古くからいるのは、飛べない鳥の「タカヘ」で、「プケコ」は、飛べるそうです。「タカヘ」は、現在絶滅危惧種に指定されているそうです。
元々は、「タカヘ」も飛ぶことが出来たのですが、ニュージーランドの固有種で、外敵がいなかったため、飛ぶことをやめ、羽は退化してしまったそうです。
全長3.6mのジャイアントモアも、羽が退化し、飛ぶことができなかったそうですが、こちらも外敵がいなかったので、その性格良く、美味しかったので、マオリ人に食べられて、全滅してしまいました。
竹内海南江さんの話では、ニュージーランドには、その昔、白い花しかなかったそうで、現在、ニュージーランドにある色とりどりの花は、外来種が多く、元々、ニュージーランドにあるサウスアイランドエーデルワイスや、マウントクックリリーなどは、花が白いものしかありません。
その理由は、花などの植物は、鳥に食べてもらって、それで種を色々なところに、撒いてもらうのですが、あるいは、オスとメスに分かれている場合は、受粉を助けてもいます。
そして、それをするのは昆虫や鳥なのですが、そもそも飛べる鳥がいなく、媒介者が少なかったので、昆虫に頼るしかありませんでした。
しかし、ニュージーランドは、意外と、緯度が高く、温度が低いので、いる昆虫が限られていて、受粉をしていたニュージランドにいる約1800種類の蛾は、夜行性なので、月明かりで見える色は、白色なので、白い花しか生き残れなかったとの事です。
尚、100ドル紙幣の裏側にも、蛾が描かれています。